ある日バストを鏡で見ると、なんだかバストが離れていることに気付いていませんか?
それは、「離れ乳」かもしれません。
離れ乳は太って見えたり、体のシルエットが一挙に老けて見えてしまい、とても温泉や銭湯で人前で裸になるのが嫌になってしまいます。
今回は、胸が離れている原因と治す方法を詳しく解説いたします。
胸が離れているかを見分ける方法とは?
そもそも自分の胸が離れているかをどのようにして見分けるのでしょうか。
まず、ノーブラの状態で鏡の前で自分のバストを次のようにチェックしてみてください。
- 鎖骨の中心からきれいな正三角形を描けている →◎理想的
- 鎖骨の中心から外側に向かって長い二等辺三角形 →×離れ乳
- 鎖骨の中心から下に長い二等辺三角形 → ×垂れ乳
いずれも鎖骨を中心にして、どのような三角形が描けるかで自分のバストの状態を確認する方法です。
理想的なバストラインは、鎖骨の中心からきれいな正三角形が描けていることです。
そして、外側に向かって下の辺が長めの二等辺三角形になっている場合は「離れ乳」と断定して間違いないでしょう。
胸が離れている4つの原因
胸が離れている原因として考えられるのは大きく分けると以下の4つが考えられます。
クーパー靭帯の伸び・切れ
女性の乳房は大胸筋+乳腺+脂肪の3つで構成されてますが、90%以上の割合を占めるのが脂肪です。
これらを繋ぎとめる役割をしているのが「クーパー靭帯」という網目状の組織です。
クーパー靭帯は伸びっぱなしになるとバストが重力に負け、離れ乳や下垂の原因になります。
加齢・大胸筋の衰え
バストを支えている土台の筋力が大胸筋です。
大胸筋の衰えにより、クーパー靭帯が伸びて元に戻りづらくなり、離れ乳の原因となります。
大胸筋の衰えは加齢が大半ですが、そもそも運動不足で鍛えていないと、若い方でも衰える可能性はあります。
ノーブラが多い・ナイトブラを付けない
締め付ける感が嫌!と常にノーブラで過ごしていませんか?
それはカップ・アンダーなど「合わないブラ」を着用しているから苦しいのかもしれません。
脂肪は流れやすい性質を持っており、長時間ノーブラで過ごしていると体のあちこちに流れてしまうのです。
また、寝ている時はブラを外すもの!という発想も今は昔です。
寝ている時のノーブラは、寝返り、うつぶせなど気が付かないうちにクーパー靭帯を傷つけており、胸の脂肪も固定しません。
ナイトブラは、バストに負担がかからないように作られていますので、離れ乳の方ほど積極的につけて頂くべきです。
ホルモンバランスの減少
加齢、ストレス、生活習慣の乱れなどにより女性ホルモンのバランスが崩れるとホルモンの分泌量が減少し、バストの張りが失われ、離れ乳の原因になります。
特にエストロゲンは、乳腺を発達させ、美しいバスト形成に必須の女性ホルモンです。
離れている胸を治す3つの方法
胸が離れている場合は、直ちにケアする必要があります。
離れ乳を改善するには以下の3つの方法が効果的です。
ブラを正しく着用・ナイトブラを着用する
離れ乳の方に多いのは、ブラを正しく着用できていないことです。
下着専門店などで正確に計測してもらい、うつぶせ加減にバストをカップにしっかりと収め、姿勢を起こしてホックを止めましょう。
そのあと、脇や背中のお肉もしっかりとブラの中に収めてください。
また、就寝時にナイトブラを必ず着用する習慣を付けることで、これまで背中などに流れていた脂肪が徐々に寝ている間に中央に寄ってきてくれます。
ナイトブラは寝ている間もクーパー靭帯を壊さず、きちんとした美しいバストの形を作ってくれます。
ストレッチ・筋トレにより大胸筋を鍛える
離れ乳に効果的なのは、大胸筋を鍛える筋トレとストレッチです。
そこで、最も手軽に実践できて、かつ簡単、辛くない筋トレ・ストレッチをご紹介します
合掌のポーズ
- 姿勢を真っすぐのばし、胸のまん前で手を合わせる
- 呼吸を吸って、吐いて、手の平を強く押し合う。約30秒静止
- これを5回~10回繰り返す
タオルを使ったストレッチ
- タオルの両端、左と右ををそれぞれのきき腕で持つ
- タオルを掴んだまま、両腕をまっすぐ下ろします
- そのまま両腕をバンザイの姿勢になるまでゆっくり上に持ち上げます
- 次にタオルを握ったまま、手を後ろに後ろに回す(背中にタオルがつく方向へ)
- 背中に真ん中まで来たら、今度は腕を前にゆっくり戻す
- これを10回繰り返す
ホルモンバランスを整える・食・生活習慣の改善
エストロゲン分泌の活性化に有効なのは、ストレスを解消し、食・生活習慣を改善することです。
特に納豆、お豆腐に豊富に含まれる大豆イソフラボンは、エストロゲンと成分が類似しており、エストロゲン分泌の活性化に大変効果的とされています。
また、夜更かしは美肌の大敵ですが、ホルモン分泌が盛んな夜22:00~2:00までの時間は必ずベッドに入るようにこころがけましょう。
胸が離れている原因を改善すると治すことはできる!
離れている胸を改善する方法は、大胸筋を鍛える、ホルモンバランスを整えるための生活習慣、自分に合ったブラを正しく着用することです。
そして、夜の就寝時もノーブラは避け、バストを優しく守ってくれるナイトブラを正しく着用してお休みください。